三,徹底した品質管理　〜安心を販売したい　私たちのモットー〜

　　播州手延素麺揖保乃糸が信頼される理由、それは他に例をみない厳しい検査にあります。

　兵庫県手延素麺協同組合加盟の生産者の中から特に熟練した「手延麺技能士」はすべての製麺所をまわり
束ひとつひとつを手に取りすべての製品の色、水分、臭い、細さに至るまでを検査します。その３つのうち
１つでも納得がいかない商品は「播州手延素麺揖保乃糸」として認められず、製品とはなりません。

このようにしてすべての麺ひとつひとつを検査し、精度の高いものだけが
晴れて「播州手延素麺揖保乃糸」として認められます。

　 また素麺は生き物といわれますとおり水分を吸ったり乾燥したりを繰り返して熟成していきます。
これを『厄』といい小麦粉と水分の馴染みが深まれば深まるほどあじわいと強いこし
なによりすばらしいのどごしが生まれます。

しかし水分を吸収し過ぎるとカビの発生の原因等になってしまいます。
播州手延素麺揖保乃糸はその性質を独自に調べることにより素麺管理に最適な温度湿度で管理され
素麺に間違いがないか、頻繁に検査を行っています。


お召し上がり頂くまでが私たちの仕事。私たちの第五のこだわりです。 　

製造された揖保乃糸は
「厄」が終わるのを
静かに待っています

　　播州手延素麺揖保乃糸の賞味期限は製造より３年。人工的な防腐剤等一切しようせず
３年の賞味期限を可能にしているのは「素麺の性質」と「品質管理の徹底」によるものです。

　 素麺は一般的に言う「乾麺」になりますが製品になったところでは約２０パーセントの水分を含んでいます。
そばのように「つなぎ」を使わず小麦粉と塩、そして水だけを原料とする素麺にとって
極めて白く、細くを追求するとこの水分にたどりつきました。その２０パーセントの水分が
素麺の呼吸『厄』を生み出します。素麺が発熱し、よりいっそう水分と小麦粉のなじみがよくなるのです。

　 その呼吸を妨げないように専用の「蔵」で厳重に保存されます。蔵は常に素麺に最適な湿度、温度に保たれ
素麺の『厄』を静かに見守っています。そして夏、みなさんのお手元に届く直前に
蔵から運び出され、もう一度検査された後にみなさんの食卓へと運ばれていきます。


培われてきた経験と管理の徹底。私たちの第六のこだわりです。