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最後に素麺の蔵囲い品「ひねもの」についてのお話です。 ひねものは『古物』と書き、管理の難しい素麺において製造より1年が経ったものをこう呼びます。 近年まで『古』の文字が『おふる』を連想させる為、生産地以外では敬遠される節がありましたが 近年では多くの地方で古物をご愛顧頂いているようです。 素麺は製造過程で水を使い完成した段階でも水分が約20パーセント弱含まれています。 この水分と小麦粉がなじみ、うまみやのどごしが格段に良くなった物が「古物」、そして さらにもう1年熟成を重ねたものをおおひね(大古)と呼び その格段ののどごしは万人をうならせるほどです。 これからもおいしく、安心して召し上がって頂ける商品だけを お届け出来るように従業員一同、こだわって行きたいと思っております。
執筆:臼井(電子演算室)
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